米国株投資に役立つ12のウェブサイト

米国の株式に投資をしようとしても、詳しい情報を入手するのに苦労した人もいるのではないでしょうか? 本気で米国株式投資を実践するための、マクロの経済動向や、個別企業の業績、推奨銘柄などがわかる、12の実用的なウェブサイトを紹介します。

Yahoo! Finance (米国株価情報など)

Yahoo! finance HP

企業名、またはTickerと呼ばれる企業ごとの記号を入れて検索すれば、その企業の株価情報などを見ることができます(たとえばAppleのTickerは、AAPL)。現在の株価や株価チャートに加えて、基本的な財務情報や、アナリストの業績予想なども見ることができます。マニアックなところだと、取引株数に対する空売り株数の割合もでており、現在の投資家の動向が読み取れるでしょう(例えば2019/1時点で、Appleの空売りの比率は約1%に対し、Teslaの空売り比率は約15%となっており、Teslaの株価を高すぎると考えている投資家が多いことを示唆しています)。

米国 証券取引等委員会 (US Securities & Exchange Commission)

SEC HP

米国の証券取引等委員会のホームページ。米国における株式などの証券取引を監督する政府機関です。ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している企業の決算報告書などを無料で検索することができます。年次の決算報告書はForm 10-K、四半期報告書はForm 10-Qと呼ばれ、企業の重要な財務情報を得ることができるでしょう。

Morningstar(株式、投資信託をランク付け)

Morningstar HP

詳細情報は有料ですが、投資信託や個別株式が、様々なデータに基づきランク付けされています。投資信託では過去のリスク調整後リターンなどに基いて、★でランク付けされており(★★★★★が最高ランク)、また長期的な予測については、アナリストの評価により、Gold/Silver/Bronzeのレイティングが付けられています。個別株式については、将来の業績予想に基づきFair Value(適正価格)を算出し、現在の株価がFair Valueに対して大幅に割安であれば、★ ★ ★ ★ ★、大幅に割高であれば★ とレイティングされます。また、割安/割高の判定については、その企業の競争力を評価したランキング(Wide Moat/Narrow Moat/None)によってアジャストされます。Moatとは経済的な堀のことで、ウォーレン・バフェットが提唱した概念であり、より競争力のある企業は、広い経済的な堀(Wide Moat)を持っており、高い営業利益率を長期間維持できる可能性が高い、とされています。

The Motley Fool (推奨銘柄のレポートを発行)

Motley Fool

The Motley Fool は、米国の金融サービス会社であり、有料ですが、様々な切り口からの推奨銘柄レポートを毎月発行しています。David GardnerとTom Gardnerという兄弟が立ち上げた会社であり、メインのレポートである”Stock Advisor”のリターンは、S&P500を大きく上回っています。その他にも、成長株に特化したレポートや、オプションに関するレポートなどを発行しています。基本的には、企業の業績から価値の高い会社を選定する、ファンダメンタルズを重視した投資レポートです。

Wall Street Journal(最新の株式市場を知るための王道)

Wall Street Journal HP

株式市場や個別株式等に関連するニュースを提供する代表的な新聞です。どちらかというと短期的な視点でのニュースが多く、速報性に優れている言えます。日本語版もあり、英語が苦手な人でも、米国を中心とした市場の詳しい動向をタイムリーに把握することが出来ます(ダイヤモンド社とも提携しており、記事の一部はダイヤモンド・オンラインなどでも読むことが出来ます)。また米国版では、米国の最新の主要経済統計における予測値と実績値が一覧で示されており、マクロ経済動向を見ることもできます。

Barron’s(本格的な金融・投資情報を得ることができる専門誌)

Barron's HP

Barron’sは、金融・投資の情報を深掘りしている週刊誌であり、最新の市場・企業の動向だけではなく、中・長期的な視点から、投資家に役立つ情報を提供しています(日経新聞社から提供されている投資情報誌日経ヴェリタスのモデルと言われています)。Wall StreetJournalと同じく、ダウ・ジョーンズ社から発行されており、速報性に優れるWall Street Journalと、腰を据えて投資を考えるBarron’sとに棲み分けされている。日本語版でWall Street Journalを購入すると、Barron’sの記事の一部を、日本語で読む事ができます。

PIMCO(世界最大クラスの債権運用会社、マクロ動向の分析レポートが読める

Pimco Japan HP

PIMCOは債権投資を中心とした運用会社であり、運用資産総額は180兆円を超え、債権運用会社では世界最大クラスです。PIMCOは、マクロ経済動向からのトップダウン・アプローチと個別銘柄を評価するボトムアップ・アプローチを融合させて運用しています。トップダウン・アプローチに関しては、6ヶ月~12ヶ月の市場および経済トレンドを予測する短期経済予測会議(シクリカル・フォーラム)と3~5年間のトレンドを予測する年に一度開催される長期経済予測会議(セキュラー・フォーラム)の結果について、示唆に富むレポートが発行されていて、無料でダウンロードできます(日本語もあり)。

パンローリング(投資に関する専門書が入手できる)

Pan rolling HP

パンローリングは、投資に関する海外の翻訳書やオリジナル書籍を出版しています。投資対象は、バリュー投資、テクニカル投資、投資心理学、オプション、FXなど多様なジャンルの書籍を取り揃えています。ウィザードブックシリーズでは、数多くの海外の良書が翻訳されているので、投資知識を向上させるのに役立つでしょう。

ディスカウント・キャッシュフロー・カリキュレーター(適正株価を算出)

Discount Cash Flow

ディスカウント・キャッシュフローは、企業の株価のFair Valueは、将来の収益の現在価値を合計したものだと定義して、計算されます。ディスカウント・キャッシュフローの計算は、色々なサイトで可能ですし、エクセルでも計算できますが、このサイトの入力フォームはシンプルかつ十分実用的なため、手軽に計算できるのが良いところです。入力すべき数字は、以下の項目です

  1. 1株あたりの利益
  2. 予想成長率
  3. その成長率が続くと予想される年数
  4. 3.の成長が終了した後の、成長率(GDP成長率と同等レベルなど)
  5. 割引率(S&P500 の成長率など)

VIX (市場の心理を示す恐怖指数)

VIX quote

VIXは、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティ(変動率)をもとに算出され、投資家が市場の先行きに不安を持つと高まると言われているため、恐怖指数とも呼ばれています。通常は10〜20の間の数値となりますが、20を超えると不安心理が高まった状態だと言われます。リーマンショックの際は、過去最高の80を超える数値となりました。またVIXに連動するデリバティブや、VIXの数値を根拠として自動的に売買するファンドもあるため、VIXの値動き自体が、さらに市場の値動きを増幅する作用も見られます。

US High Yield Spread(低格付け債権と、米国債権の利回り差)

High Yeild Spread

High Yield Spreadの情報は、Federal Reserve Bank of St. Louis のEconomic Research のホームページから見ることが出来ます。High Yield Spreadとは、デフォルトリスクの高い低格付け債権と、最も安全性の高い米国債権の利回りの差を表したものです。景気が悪くなってくると、低格付け債権のデフォルトリスクに、金融機関が敏感となり、より高い金利を要求します。このため、High Yield Spreadは大きくなります。逆に景気が良くなってくると、高い金利が得られる低格付け債権の人気が高まり、High Yield Spreadは小さくなります。このためHigh Yield Spreadを見ることで、景気の動向を推定することができます。

 

S&P/ケース・シラー・全米住宅価格指数(米国の住宅価格動向)

米国の住宅価格動向

米国の主要都市における一戸建て住宅の価格をもとに算出され、住宅価格動向を示す最も一般的な指数です。住宅価格は個人消費や建築、資材の価格などに大きな影響を与えるため、米国の景気動向を評価する重要な指数の一つになります。サブプライムローンなどによる住宅バブルの際には急激に上昇し、バブル崩壊後、大きく下落しました。

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